語学スキル
人生100年時代を生き抜く力として、まず欠かせないスキルは語学力です。ひと昔前までは、日本国内だけで完結出来ていた仕事もありましたが、これからの時代では難しくなります。それは、日本の少子高齢化が非常に関係しています。日本の現状を見ていきましょう。
①人件費が高い日本は、国際市場で相対的に不利な立場である
②少子化問題により、人口が減少する
③高齢化問題により、可処分所得が減少する
→日本人だけで、労働や消費が成立しなくなる
こういった状況を踏まえると、海外人材に頼るしか選択肢がなくなります。実際に『外国人技能実習制度』が緩和されたりしていますので、今後どんどん海外からの人材が日本に増えてきます。
もちろん、入っていくる人材については、日本語がある程度話せる事が前提だったりしますが、この状況から抜け出す為に日本から海外に移住する人も、逆に増えてきています。
つまり、日本だけや、日本人だけで完結する社会では無くなってきているのは事実なので、どちらにしても、日本語以外の語学力があれば、自分にとってより良い選択肢が持てるようになります。
英語力
語学力の中でも英語は世界の公用語なので、まずは英語を話せるようになる事が大事です。その次に、中国語やスペイン語、ヒンドゥ語、ベンガル語など、人口が多い国の言語もあるとアドバンテージを持つ事が出来ます。
最近では、英語学習はフィリピン・セブ留学が一番コスパが良いと人気が出ています。というのも、フィリピンは英語圏でありながらも、発展途上国なので、人件費を相当安くおさえる事が出来ます。
費用にすると、欧米留学の約半額程度の学費で留学に行く事が出来る為、海外留学に対するハードルが一気に下がりました。また、1日8時間を超す英語漬けのカリキュラムで、その半分近くはマンツーマン授業なので、英語学習のクオリティも相当高く評価されています。
大学入試制度が大きく変わる中で、英語を『読む』・『書く』だけではなく、『話せる』という分野も評価基準になった事で、より一層フィリピン・セブ留学の需要は高まっています。
コミュニケーション能力
語学力と合わせて重要なのが、コミュニケーション能力です。英語が話せる事と伝える事は、全く異なる作業なので、きちんと相手に自分の意思を伝える力を身に付ける事は大事です。
終身雇用制度が崩壊した今、一つの会社に長くいる事はむしろ危険で、2,3回転職する事が当たり前の世の中になっています。一つの会社の業務フローに詳しかったり、社内政治に明るかったりする事自体に価値はなく、どんな人とも上手にコミュニケーションが取れる力が必要になります。
そういった意味で、その時代に合わせて必要なスキルを身に付ける事と同時に、転職をどんどんしたり、起業したり等、出来る限り多くの人と交流を持つ事は非常に大切です。
インプットとアウトプットを徹底
最近では、フィリピン・セブ留学で英語をインプットした後にマレーシアインターンで、英語をアウトプットする『2カ国留学』が注目されています。
なぜ、マレーシアインターンが人気かと言うと、多民族・多宗教国家の環境というのが一つの理由です。マレーシアという国には、マレー系、インド系、中華系など様々な人種がおり、また宗教についても、イスラム教、キリスト教、仏教など入り混じっています。
特にイスラム教とキリスト教が一つの国で共存している事自体、世界的に見ても極めて稀なケースですが、多民族国家マレーシアでは、成立しています。それは、お互いを尊重、尊敬しあいながら、きちんとコミュニケーションを取っているからです。
そんな国でインターンをする事で、英語を実践環境で使うだけでなく、コミュニケーション能力や異文化理解等、様々な事を学べる為、マレーシアインターンが人気となっています。
ITスキル
次にITスキルについてです。ITスキルを身に付ける事によって、将来的にプログラマーを目指すという事ではなく、『自分で学び、自分で解決していくこと』問題解決能力、つまり論理的思考を身に付ける為にITについて学ぶ必要があります。
個人で稼げる時代
圧倒的に情報化が進んだ今では、時間・場所にとらわれる事なく、情報を発信・収集する事が出来るようになりました。またそれに対するコストも非常に低く、個人でも十分に稼げる時代に突入しています。
雇用する側とされる側の境目が非常に曖昧になってきている中、今後どんどんIT技術やAI技術が発展していくと、誰でも出来る仕事は全て機械作業に置き換わっていきます。
その結果、無くなる仕事が出て来れば、新しい仕事ももちろん生まれます。仕事が無くなっていく事について、不安に思っている人もいると思いますが、それは時代の流れなので仕方ありません。
その時代に合わせて、必要なスキルをきちんと把握し、身に付けていけるスキルこそ一番重要です。それが、現状ITスキルだったり、AIを駆使した仕事だったりする訳です。
財務スキル
そして、最後は財務スキルです。財務スキルというと、税理士だったり会計士だったりをイメージしますが、最近は会計ソフトを使えば決算書や確定申告書類も比較的簡単に作成する事が出来るようになりました。
しかし、財務スキルを身に付けるという事は、自分で会計ソフトを使って申告が出来るようになるという事ではなく、お金の流れをきちんと理解出来るようにするという事です。
企業に勤めている人であれば、その企業が業界的にどのポジションにいるのか、今後の成長は見込めるかどうか、そもそも、業界自体の成長が見込めるか等を正しく把握出来るようになる事が大切です。
自分の人生の大切な時間をその企業に投資している訳ですから、ただ単に、働いて給料を貰うだけではなく、業界の動向をチェックする事も大事です。
また、起業する側に取っては、その業界が今後成長の見込みがあるのか、費用的な部分で参入のし易さや、維持できるかどうか等も起業する前にある程度分析しておいた方がスムーズに戦略を立てれると思います。
最終的には『行動力』が大事
という事で、『語学力』、『ITスキル』、『財務スキル』が、人生100年時代を生き抜く3つのスキルとして挙げましたが、最終的には、『行動力』が全てです。
何かセミナー等に行って、その場ではモチベーションが上がる人がほとんどですが、そこから行動出来る人は5%未満です。
スマホ一つで発信出来る時代で、例えば、SNSを使って毎日何かを発信する事、これも継続出来る人はごく僅かです。逆に、継続して行動する事が出来れば、たいていの事は上手くいきます。
上手くいかないば場合は、行動の仕方が間違っているだけなので、ここはやりながら軌道修正すれば大丈夫です。
実際、起業するハードルも下がり、個人で発信し、稼げる時代とは言え、まだまだ会社勤めのサラリーマンが大半を占めるのが現状です。ですが、大企業のサラリーマンである事が一生安泰という世界は、とっくに終わってるので、これからの社会では、自分だからこそ出来る仕事であったり、信用があるからこそ出来る仕事といった働き方に切り替わっていきます。
その為、サラリーマンの内に副業でもいいので、時代に合わせたスキルを身につけれるように、様々なところにアンテナを立てておきましょう。

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