キャリア・転職活動・人生

【元人事担当が教える】外資系企業転職で必要な「英語力」とは?

外資系企業といえば、「英語がペラペラ」、「エリート軍団」のようなイメージを持つ人が多いですが、実際のところはどうなのでしょうか。基本的に外資系企業なので、英語を使うことが多くなりますが、全部の職種で英語を使うかというと、そうではありません。

外資系企業に転職を考えているけど、『自分の英語力は、通用するのか?』と思っている人も多いと思います。今回の記事では、転職相談をする中で、よく質問される「語学力」についての記事となります。

外資系企業に転職を考えていて、語学力に関して不安がある人は是非、元人事が教えるこの記事を読んでください。

外資系企業への転職相談が増えてきた理由とは・・・?

まず、外資系企業への転職相談が増えてきた理由についてですが、これは日本的雇用の継続が難しくなったことが、理由の一つです。つまり、終身雇用制度の崩壊です。終身雇用が終わりを迎え、『安定の定義』が根本的に変わりつつあります。

これまでの安定の定義

①終身雇用制度・・・就職すれば、定年まで雇用されること
②年功序列制度・・・勤続年数に応じて、昇進・昇給していくこと

上記2つは、「日本的雇用」の特徴ですが、この雇用方法を継続することが難しい局面に入ってきたと言われています。それと同時に、副業を解禁する企業も増えてきました。つまり、「皆さん、会社からの給料以外に収入源を見つけて下さい」と言うことになります。

これからの社会では、一つの会社にダラダラと居ても仕方ないので、「指示待ち人間」、「思考停止人間」は、自動化の波に飲まれ、「行動できる人」、「思考できる人」が生き残れる世の中になります。

【その安定の定義は古い?】人生・キャリアにおける昔と今の『ギャップ』早速なんですが、これまで外資系企業転職についての記事を書いてきましたが、そもそも、なぜ外資系企業への転職相談が増えてきたのかを、改めて解...

なぜ、日本的雇用の継続が難しくなったのか


上記で、日本的雇用を継続することが難しい局面に入ってきたと説明しましたが、そもそも、なぜ難しくなったのでしょうか。結論から言うと、グローバル社会の競争に勝てなくなるからです。

AIやIoTなどのIT技術が発達し、自動化が進むと、競争力のない日本的雇用を継続している企業は、どんどん衰退していきます。また働く側にしても、終身雇用が崩壊しているのにも関わらず、まだ大丈夫と思っているのか、シンプルに思考停止して行動できずにいるのか、一つの場所に惰性的に止まることは非常にリスクが高くもなってきています。

茹でガエル状態から、脱出すべき

働き方改革が進み、一つのキャリア人生の中で、転職することが普通になってきましたが、まだ日本の人材の流動性は、欧米と比較して少ないと言われてます。現状維持のまま、ただ時間を過ごしていると、気がついた時にはもう手遅れの状態になっている可能性もあります。

つまり、「茹でガエル状態」です。

茹でガエル状態とは・・・?

①沸騰した鍋にカエルを入れる→勢いよく鍋から飛び出して生き残る
②鍋に水とカエルを入れて、徐々に沸騰させていく→そのままカエルは死ぬ

このように、熱湯というポイントは同じなのですが、突然熱湯になるとの、徐々に熱湯にしていくとでは、結果が異なるということです。徐々に衰退して後々後悔するのではなく、今のうちからしっかりと準備をしていくことで、その時代に合わせたキャリアを積んでいくことができます。

『差』が出るポイントは、たった一つ、「行動ができるかどうか」これだけです。

世代により働くことに対しての考え方は異なりますが、確実に、「大学卒業→企業に就職→定年まで頑張る」というロールモデルが変わりつつあります。情報の民主化が進み、誰でも情報を手にすることができるようになった今、会社に所属するのではなく、個人や少数で稼ぐことも容易になりました。

実際、地方移住が促進されており、滞在コストを下げつつ、リモートワークをする人も増えてきています。様々な選択肢を自由に取れるようになったことで、特に20代の世代は、むしろ一つの会社で定年まで働くという概念すらなくなっています。

年代別のキャリアざっくりまとめ

・20代→そもそも、終身雇用を望んでいない
・30代〜40代→終身雇用、年功序列が崩壊、茹でガエル状態
・50代後半〜60代→なんとかこのまま逃げ切れる

情報格差がなくなり、これからのキャリア戦略で『差』が出るポイントは、たった一つ、「行動ができるかどうか」これだけです。つまり、情報は平等にアクセスできるようになったことで、あとは、行動するかどうかで結果が変わるということです。

元人事が解説!外資系企業で必要な「英語力」


英語力を測定する一つの方法として「TOEIC」があります。日系企業であれば、TOEICのスコアは採用基準になることが多いですが、外資系企業はどうなのでしょうか。外資系企業の場合は、TOEICの受験経験がなくても、選考に影響がない企業も多く、どちらかというと、TOEICのスコアが高いことよりも、実践的に英語でコミュニケーションが取れるかどうかを判断します。

【外資系転職】に必要なTOEICスコアは何点?むしろ必要なの?弊社では、月間ベースで約40~50名程の方から、『海外留学、インターンシップ、転職』などについてのお問合せを頂きますが、やはり、留学やイ...

外資系企業は、結果主義の世界なので、いくらTOEICのスコアが満点近くあったとしても、「結果を出せる人材」、「行動できる人材」、「努力できる人材」かどうかを重点的にチェックします。

具体的に必要な英語力ってどれぐらいなのか?

外資系への転職で求められる英語力の基準について、結論から言うと、「どこを目指すかによって異なる」ということです。つまり、英語が必要とされる外資系企業でも、役職がついていない人は、そこまで英語力が高くありません。

具体的なレベルで言うと、TOEICで600-700点程度で、日常会話ができるレベルが多くなります。もっと言うと、事務職などであれば、もっと低い場合もあります。要は、外資系企業でキャリアアップしたいなら、高い英語力が求められ、そうでなければ、一般的なレベルでも十分ということです。

キャリアアップをする場合、TOEICのスコアは最低800点は必要ですし、それよりも実践的な英語を使ったコミュニケーション能力も必要とされます。あくまで、TOEICのスコアは、参考程度に判断されるのが一般的です。

TOEICのスコアが高いからといって、実践的な英語が話せるは別問題です。

最初は、日常会話レベルで十分です

上記で解説した通り、キャリアアップするのであれば、日常会話レベル以上の実践的英語力が求められますが、もちろん、最初からそのレベルである必要はありませんし、よっぽどの即戦力採用案件でない限り、求められることも少ないです。

業務を通じて、働きながら、英語力を上げていけば、キャリアアップすることは可能です。ですが、外資系企業では、結果を出すことを最優先に業務をこなしていきますので、仕事をしながら英語力を上げていくことは、簡単ではありません。

日々忙しい時間を管理しながら、隙間時間を作って英語学習を進めていく必要があります。最近は、オンライン英会話のサービスもクオリティが上がってきており、24時間予約が可能なサービスも多いので、オンライン英会話を利用することもオススメです。

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外資系企業への転職を成功させるには?


外資系企業への転職を成功させるには、転職エージェントを利用することでスムーズに転職活動を進めていくことができます。外資系企業への転職は、基本的に「転職エージェント」を利用して入社することが圧倒的に多いです。

転職エージェントを利用することが良い理由

①非公開求人を多数持っている為、選択肢の幅が広がる
②転職エージェントが報酬などの条件面を交渉してくれる
③無料で利用することができる

外資系企業では、人事部という部署がありません。その為、採用活動については、転職エージェントに任せている場合が多く、そのフィルタリングを突破してきた人材のみを面接するという流れが一般的です。

外資系企業の面接を成功させる「3つ」の方法

実際に外資系企業への面接を受ける前に、下記3つの項目を確認しておきましょう。

面接を成功させる3つの方法

①これまでのキャリアを整理する
②面接での質問を想定しておく
③企業研究を行う

どういう経緯で転職を希望して、これまでのキャリアをどのように活かすことができるのかを徹底的に追求しましょう。もはや、ここさえしっかりとアピールすることができれば、採用に近づくことができます。

『結果を出せる人材なのか』、『行動や努力を継続できる人材なのか』を重点的にチェックをしています。

外資系企業の面接では、当然のことながら、英語で行われる場合もあります。最近では、オンライン英会話サービスをリーズナブルな価格で受けることができる為、英語力に不安がある人は、できる限り英語力を上げておきましょう。

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優良求人が多い転職エージェント3つを紹介

転職活動を上手くするには、転職エージェント選びが重要です。これから紹介する基準をベースに、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。

①:優良求人数が多い
②:内定率が高い
③:求人情報を常に更新している

特に、求人情報は変動が多いので、常に情報をアップデートしている求人情報転職エージェントはおすすめです。

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企業面接で抑えるポイント!

何事でもそうですが、ある程度の『はったり』を言うことは大切です。自分で大きく出て、最終的に帳尻を合わしていくことで限界突破をすることができます。面接でも同様に、いかに自分を企業側に売り込めるかどうかです。採用させることで、企業にどれだけメリットがあるかをきちんとアピールするようにしましょう。

①意思表示をはっきりする。(YES/NO)
②アピールポイントをゴリ押しする。(エピソードトーク)
③自信を持ち、仕事ができる感をしっかり出す

面接では、遠慮をする必要はありません。どんなことができて、どんなスキルを持っているか、ハッタリ気味でもいいので、厚かましくやることも大切です。いかに企業側に将来をイメージさせることができるかが、採用を勝ち取るカギでもあります。

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