日系企業の場合は、終身雇用や年功序列といった制度がありますが、外資系企業では、そういった制度がない為、結果を出せば稼げるというメリットがある反面、結果を出せないと減給やリストラもあります。
外資系の営業職のポジションは、常に求人募集を行っており、基本的にヘッドハンティングが多い職種でもあります。特に保険会社の営業は、ヘッドハンティングが非常に多く、ヘッドハンティングと聞くと、ちょっと優越感を感じることができますが、『要注意』です。
今回は、外資系保険会社についての記事となりますので、外資系保険会社に転職を考えている人、もしくは、既にヘッドハンティングを受けている人は、本格的に転職活動をする前に、一度この記事を参考にして下さい。
目次
外資系企業の特徴をチェック!
外資系企業といえば、『給料が良い』、『なんかカッコイイ』といったようなイメージを持つ方も多いと思いますが、まず、外資系企業の特徴をまとめると、こちらになります。
①評価基準(完全成果主義)
→結果を出せば、若くても、女性でも昇給・昇格できる
②仕事に対しての姿勢(ON/OFFの切り替えをしっかりする)
→ワークバランスをしっかり調整できる
③教育、研修制度(充実していないことが多い)
→いずれ転職することを前提としている為、福利厚生が不十分
→即戦力人材を採用する為、研修制度が不十分
④給料・報酬(結果により増減する)
→結果ベースで全てが決まる(年功序列制ではない)
外資系保険会社のヘッドハンティングは、『要注意』である理由
『ヘッドハンティング』という響きは、なんだか嬉しくなってしまいますが、外資系保険会社のヘッドハンティングには注意が必要です。というのも、外資系企業の特徴として、「結果主義」という考え方がありますが、特に保険業界はより一層その考え方が強い傾向があります。
これから、要注意事項を説明していきますが、実際、この記事を書いている私自身も、創業以前に某有名どころの外資系保険会社からお誘いを受けた経験がありますので、その時の経験をベースにまとめていきます。
①ヘッドハンティングの現状を理解する
②ヘッドハンティングされてるのに、リストラされる
③ヘッドハンティングをしている企業名は公開されない
上記3つをきちんと理解し、外資系保険会社の特徴を把握した上で、転職活動をしていきましょう。
①ヘッドハンティングの現状を理解する
外資系の保険会社でのヘッドハンティングは、常に行われており、一般的に優秀な人材をヘッドハンティングすることとは少し意味合いが異なります。一般的には、仕事ができて、採用する意味合いがしっかりある場合に、待遇面などをオファーして進めていくのがヘッドハンティングですが、外資系保険会社の場合は、営業マンであれば、ヘッドハンティングの対象になります。
ヘッドハンティングがある状況については、取引先の社長のツテや、顧客からの紹介で勧誘されるケースが多いです。待遇や条件面の詳細を公開されないことが多いので、ミスマッチが起こり、結果的に離職に繋がります。
②ヘッドハンティングされてるのに、リストラされる
ヘッドハンティングされているのにも関わらず、特別待遇ではなく、あくまでスタンスは、外資系企業としての「結果主義」を貫きます。全ては、入社してからの営業成績により、報酬が上がったり、下がったりします。
もちろん、結果がでなければ、ヘッドハンティングで入社していても、リストラされることがあります。
③ヘッドハンティングをしている企業名は公開されない
外資系保険会社のヘッドハンティングでは、企業名が公開されず、待遇や条件、仕事面を簡単に説明されるだけの勧誘をされることが多いです。外資系保険会社では、良くあることなのですが、企業名も知らない所に転職することは、あまりにもリスクが高すぎます。
相手からの情報をできるかぎり収集し、どの企業なのかを予想しながら動くことが大切です。
外資系保険会社の営業は、『家族・友達』から始まります。その覚悟はありますか。
外資系保険会社の営業は、成果に対する報酬もしっかりしており、一見するとがっつり稼げるイメージがありますが、外資系企業の中でも離職率が高い業界でもあります。
ノルマを達成する為には・・・
保険会社の営業は、生命保険の販売です。外資系保険会社の営業マンの報酬が高いのは、生命保険の販売価格が高い分、契約が取れた場合の見返りも大きいからです。一方で、販売価格が高い分、販売確率が低いという面もあります。
もちろん、結果主義には変わらないので、働く以上は、販売をし続ける必要があります。転職後は、仕事の仕方に慣れていないので、全くノルマを達成できないことだってあります。
そういう時の最終手段として、『家族・友達』への営業をしてしまいます。社会人になって数年連絡も取っていなかったのに、突然連絡が来て、保険の勧誘をされた経験がある人も、実際結構いると思います。いわゆる、それがノルマ達成の為の苦し紛れの手段です。
それで、家族や友達との関係が、悪くなってしまうケースもありますが、外資系保険会社で働く以上は、自分の人脈を使わないとノルマ達成ができない場合もでてきます。その覚悟があるかどうかを、まずは理解しましょう。
外資系保険会社の報酬の仕組みを暴露
外資系保険会社の報酬形態は、完全に歩合制です。外資系保険会社の年収は、2,000〜3,000万円と聞くこともありますが、もちろんこれも歩合です。成果を出せば貰えますし、逆に成果を出せないと報酬は貰えません。
では、歩合制ということで、一般的な外資系保険会社の報酬の仕組みについて説明します。報酬の仕組みは、顧客が支払う保険料の約30%が報酬となります。またこの報酬については、4年間のみ有効となりますので、常に新しく契約を取り続ける必要があります。
確かに、結果を出せば、年収3,000万円程度は稼ぐことはできますが、それまでの過程の厳しさと、それを継続する難易度は結構高いです。その為、完全歩合のシステムに馴染めず離職してしまう人が多くいるのも事実です。
特に保険会社については、メリット・デメリットをきちんと理解して転職を進めましょう。
外資系保険会社の営業が、『向いている人』・『向いていない人』
さて、ここまで保険会社について説明をしてきましたが、いかがでしょうか。年収3,000万円と聞くと、やっぱり夢がありますが、それ以上に大変なこともありますので、自己分析をしっかりしましょう。結果的に、向き・不向きがありますので、向いている人の特徴を見ていきましょう。
完全歩合制で挑戦したい人
外資系保険会社は、完全に結果主義の世界なので、自分の営業スキルを磨きつつ、どんどん行動して稼いでいきたい人にはおすすめです。もちろん、行動した結果が、高い報酬となって戻ってきますので、成長しながらがっつり稼いでいくことができます。
ここでしっかり営業スキルを身につけておけば、後々どこの業界でも転職活動は有利に進めることができます。
レベルアップしたい人
完全歩合制は、メリット・デメリットがはっきり分かれます。成果を出し続けることができれば、それは営業スキルがしっかりと活かせている証拠でもありますので、相当営業スキルが高くなっているはずです。
そこまで営業スキルを身に付ければ、どの業界でもやっていけますので、あえて、営業ノウハウを学ぶ為だけに外資系保険会社に転職をする人もいたりします。営業スキルを伸ばしたい人にはおすすめです。
自己分析がしっかりできる人
保険の営業は最初から上手くいくことは中々難しいです。『結果を出す為には、どうしたらいいか』を常に自問自答しながら、自分の勝てる戦略を見つけていく必要があります。
その為に、上手くいかない場合は、『原因』を見つけ、『改善』していくことを繰り替えし行うことができる人が結果を出しやすい傾向にあります。
転職を成功させるには?
上記でも解説しましたが、効率的に転職を成功させるには、転職エージェントを利用することがオススメです。
①非公開求人を多数保有している
②利用手数料が無料である
③給料交渉を行ってくれる
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
このように、求職者側にとって、転職エージェントを利用しない理由が、逆にありません。無駄な時間をかけずにスムーズに転職を進めたい人は、必ず転職エージェントに登録することをお勧めします。

①非公開求人を多数保有している
転職エージェントだけが保有している求人も多くあります。また求人は水物なので、登録さえしておけば、その時にマッチする求人を紹介してくれます。特定の業界に特化した転職エージェントもありますので、確認しておきましょう。
②利用手数料が無料である
転職エージェントの仕組み的に、求職者(利用する側)が、費用を一切支払う必要はありません。基本的に、求人側が転職エージェント側に支払いする仕組みなので、無料で転職サポートを受けることができます。
<求職者側>:無料で利用可能
<転職エージェント>:就職が決まれば、手数料を求人側から貰う
<求人側>:就職が決まれば、手数料を転職エージェントに支払う
③給料交渉を行ってくれる
上記で解説した通り、転職エージェントの売上(手数料)は、求職者の年収によって決まります。その為、転職エージェントを利用することによって、転職エージェントのスタッフも、企業側に上手く給料交渉をしてくれます。
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
転職エージェントは、完全に成果報酬となりますので、求職者を企業に就職させて初めて、企業側より手数料を貰うことができます。その為、履歴書を添削したり、または面接対策をしたりなど、就職できるようにサポートしてくれます。
面接に向けてすること「4つ」
実際に企業への面接に望む前に、次の点を意識して進めていきましょう。
①これまでのキャリアを振り返る
→職務経歴書は非常に重要です。この企業で「どう貢献できるか」を判断されます。
→どういう意図で、これまでのキャリア選択をしてきたのかを説明できるようにしましょう。
②転職エージェントの活用
→非公開求人も多くありますので、効率良く自分に合う企業を見つけることができます。
③面接で聞かれることを想定する
→面接をイメージしながら、自分をしっかりアピールポイントを確認する
→貢献できるということをアピールする
④企業研究を行う
→業界の動向を把握しておく
海外留学やインターンの経験を活かした企業に転職をしたい人は、オンライン英会話サービスを利用して、面接のトレーニングをすることも良いでしょう。

優良求人が多い転職エージェント3つを紹介
転職活動を上手くするには、転職エージェント選びが重要です。これから紹介する基準をベースに、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。
①:優良求人数が多い
②:内定率が高い
③:求人情報を常に更新している
特に、求人情報は変動が多いので、常に情報をアップデートしている求人情報転職エージェントはおすすめです。
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豊富な経験を持つキャリアアドバイザーが将来像や希望、適正を踏まえた上で求人を紹介してくれます。
また、ネオキャリアが紹介する企業は、キャリアアドバイザーが全て訪問し、おすすめできる企業のみを選定しているので、ミスマッチも少なく、効率的に転職活動を進めることができます。
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企業面接で抑えるポイント!
何事でもそうですが、ある程度の『はったり』を言うことは大切です。自分で大きく出て、最終的に帳尻を合わしていくことで限界突破をすることができます。面接でも同様に、いかに自分を企業側に売り込めるかどうかです。採用させることで、企業にどれだけメリットがあるかをきちんとアピールするようにしましょう。
①意思表示をはっきりする。(YES/NO)
②アピールポイントをゴリ押しする。(エピソードトーク)
③自信を持ち、仕事ができる感をしっかり出す
面接では、遠慮をする必要はありません。どんなことができて、どんなスキルを持っているか、ハッタリ気味でもいいので、厚かましくやることも大切です。いかに企業側に将来をイメージさせることができるかが、採用を勝ち取るカギでもあります。

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