さて、今回は海外インターンシップとワーキングホリデーの比較について書いてきます。日本を出て、海外で活動するという事自体に変わりはありませんが、そもそも、海外インターンとワーホリでは、活動内容や目的、得られる経験が違いますので、比較する以前の話ではあります。
ですが、海外インターンとワーホリで比較されることが多いので、それぞれの内容や目的、メリットとデメリットも含めて紹介していきます。
結論からいうと、海外インターンに行く人とワーホリに行く人の違いは、『計画性』の違いです。今まで多くの参加者を見てきましたが、ほぼほぼこれに当たります。
もちろん例外もありましたが、一般論でいうと、本気度、つまり『計画性』があるかないかで、海外インターンとワーホリのどちらに参加するかが分かれます。
目次
海外インターンとワーホリの特徴から見る
計画性があるかないかで、海外インターンとワーホリに分かれるという事でしたが、まずは、海外インターンとワーホリの制度について説明していきます。
そもそも、ワーホリというのは、海外に長期滞在出来る制度(ビザの一種)の一つなので、ワーホリ制度を利用して、インターンをする場合もある為、海外インターンとワーホリを比較するというのも変ですが、一般的なイメージとして、海外インターンは『企業で働く』、ワーホリは『アルバイト生活』というイメージを持っている人が多いと思いますので、そのイメージでの比較をしていきます。
海外インターンのメリット・デメリット
<メリット>
・実践的な業務を経験出来る。
・将来役立つスキルを身に付けやすい。
・ローカル事情にも詳しくなる。
・思考力が格段に向上する。
<デメリット>
・本気でない人にはハードルが高い。
・ある程度の英語力が必要。
・無給が多い為、目先の給料より、経験が大事と思えない人には難しい。
・中途半端に参加すると、時間の無駄になる。
ワーホリのメリット・デメリット
<メリット>
・長期滞在が出来るので、様々な事を経験出来る機会がある。
・アルバイトが出来るので、滞在中にそこまで費用がかからない。
・語学学校で英語を勉強しながら、滞在が出来る。
・就労ビザや永住ビザを取れる可能性がある。
<デメリット>
・惰性で滞在しがちになり、時間の無駄になる人がいる。
・アルバイトでは、将来役立つスキルを学びにくい。
・グループ授業がメインなので、英語学習には不向き。
・ワーホリ自体が目的になりがち。
海外インターンとワーホリの特徴まとめ
ここで重要なのは、ワーホリはあくまで海外に滞在する為の制度に一つであるということ、その中で、インターンは、海外滞在中にする目的の一つであるということです。その為、例えば、ワーホリ制度を利用して、カナダに渡航し、企業でインターンをすることも可能です。

ビザについて
ビザについて、ワーホリは、ワーキングホリデービザを取得しますが、海外インターンの場合は、ビザの種類は様々です。もちろん、ワーホリビザを利用して、海外インターンに参加することも出来ますし、逆に、観光ビザでのインターン参加も可能になる場合があります。
よく聞く『有給インターン』、『無給インターン』の違いは、インターンに参加する期間も関係しますが、どのビザタイプなのかも大きく影響します。
ビザまとめ一覧
<海外インターンに参加出来るビザ>
・観光ビザ(無給のみ)
・インターンビザ(無給・有給OK)
・ワーホリビザ(無給・有給OK)
・学生ビザ(無給・有給OK)
・コープビザ(無給・有給OK)等
<ワーホリに参加出来るビザ>
・ワーホリビザ(有給・無給OK)
海外インターンとワーホリの終了後のキャリアから見る
海外インターンやワーホリのどちらに参加するにしても、参加自体が目的になっている人は少ないと思いますが、たまにそれ自体が目的になっている人もいます。
やりたい事を達成する為の手段の一つに、インターンだったり、ワーホリがあることが前提なので、色々経験して、選択肢を増やしたいという人もいますが、目的を決めないまま選択肢を増やすのは、時間の無駄になることが多いです。『目標設定』→『やる事リスト作成』→『実行』これをルーティーン化することが何より大事です。
帰国後の就職、転職状況まとめ
<海外インターン>
・外資系企業に就職・転職
・自分でサービスを立ち上げる(起業)
・海外就職
・キャリアアップ転職
<ワーホリ>
・ワーホリ前と同じ業界に戻る
・普通に就職、転職活動をする
・ワーホリ気分が抜けきらず、別の国に行く
という風に、帰国後の進路が大きく変わります。その大部分の理由は、きちんと経験やスキルを身につけられたかどうかです。
インターンの場合は、ベンチャー企業やIT業界で働く事が多く、自分で考えて行動をする事が求められるので、自然とスキルが身につく事が多いです。その為、帰国後も計画的に転職活動をしたり、または自分でサービスを立ち上げたりする人も多くいます。
一方で、ワーホリの場合、ほとんどはアルバイト生活となりますので、日本の学生時代の生活とさほど変わりはありません。環境を海外に移しただけです。そこで得られる事と言えば、その土地勘に詳しくなれる程度ではないでしょうか。
もちろん、カフェや飲食店でのアルバイトを通じて、学ぶ事も多くありますが、ワーホリなどで海外に長く滞在していると、普段の生活が惰性的になってしますので、常に『自分の目標は何なのか』を考えるようにすると良いと思います。

結論
海外企業でのインターン、アルバイト生活のワーホリとの違いを説明してきましたが、どちらに参加するにしても、『一体自分の目標は何なのか』を明確にする必要があります。
ただ海外に滞在したい等であれば、ワーホリで十分ですし、現地企業に溶け込み、就労を通じて、文化やスキルを学び、自分自身のレベルアップをしたい人にはインターンの方が効率よく時間を過ごす事が出来ます。
英語力が無く、インターンに不安を感じてる人
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