以前は、一度就職をすると、定年まで同じ会社で働くことが一般的でしたが、終身雇用制度が終わりを迎え、一度の人生で何度か転職をすることが、むしろ一般的になりました。
働き方改革も進み、フリーランス、起業、といったように組織で働くことだけが選択肢ではなくなり、個人でも稼げる時代になりました。
日系企業でも、外資系企業でも、転職活動では避けて通れないのが面接です。日系企業の面接であれば、イメージできる人も多いと思いますが、外資系企業の面接は、どのような面接なのでしょうか。
今回の記事では、外資系企業への転職活動で面接をする際に、『面接官が求めているコト』を紹介していきたいと思います。外資系企業への転職を考えている人は、是非参考にして下さい。
目次
まずは外資系企業の特徴を知ることから始めましょう
外資系企業と言えば、このようなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
①英語がペラペラである
②給料が高い
③職場での人間環境がドライ
上記イメージは、全部が正解というわけではありませんが、間違いではありません。外資系企業の特徴を簡単にまとめるとこのようになります。
①評価基準(完全成果主義)
②仕事に対しての姿勢(ON/OFFの切り替えをしっかりする)
③教育、研修制度(充実していないことが多い)
④給料・報酬(結果により増減する)
ということで、日系企業と比較すると、特に評価基準が大きく異なる部分です。結果を出せば、若い人でも、女性でも、関係なく昇給・昇格することができます。年功序列制の日系企業とは真逆です。
また、外資系企業では即戦力人材を採用しますので、新卒採用をして育成するという考え方があまりないです。というのも、外資系企業では、転職を重ねることでキャリアップをしていく為、人材はいずれ転職する前提で採用を行います。そういう意味で、社内の研修制度や教育制度が充実していないケースが多いです。
詳細は、こちらの記事をご参考にして下さい。

外資系企業の面接を攻略する為に必要なこと
外資系企業の面接を攻略する上で、意識すべきことはなんでしょうか。何事もそうですが、ゴール設定が大切です。ここでのゴールは、面接官から「採用」を貰うことです。ゴール設定が決まれば、それを達成する為に必要な項目をリストアップしていきます。

全ては、ゴール設定から『逆算、やるべきことのリスト化、優先順位の振り分け』をすることで、今月、今週、今日、というふうにやるべきことが明確になります。あとは、一つずつクリアしていくことで最短でゴールに到達することができます。
まず、面接で『採用』を貰う準備をする
面接官が『この人材が欲しい=採用したい』と判断する理由は、大きく2つあります。ここを押さえておけば、面接でピンポイントに面接官の心をキャッチすることができます。
①即戦力人材なのかどうか
②転職回数はどれだけあるか
一つずつ見ていきましょう。
①即戦力人材なのかどうか
外資系企業では、即戦力人材を中心に採用を行っている為、既に専門スキルを持っていたり、経験豊富な人材を採用します。その為、社内での教育制度が整っていない場合がほとんどです。面接でのポイントとして、
『これまでのキャリアで、どんな経験を持っているのか』
『そのキャリアを会社に活かすことができるのか』
この2つを特に求められます。その為、面接を受けるときは、過去のキャリアでどういう経験をして、入社すればどういう方向で貢献できるかを中心的に話すようにしましょう。
②転職回数はどれだけあるか
外資系企業は、転職をすることでキャリアップをしていくという文化なので、いずれ転職をしていくという前提で人材採用を行います。しかしながら、あまりにも年齢と比較して、転職回数が多いと、『そもそも、大丈夫なの?』という印象を持たれます。
たとえ、凄い経歴やスキルを持っていても、入社後にすぐ辞めてしまう可能性がある場合は、時間と労力の無駄なので、採用はされないケースが多いです。この点については、日系企業も外資系企業も変わらないです。
その為、転職することが普通と言われる外資系企業でも、転職回数が多いと、マイナス評価になってしまう可能性がありますので、転職回数が多いと感じた人は、そこをカバーできるプラスのことを考えましょう。
具体的に、面接で『採用』を貰う方法
先述したように、面接を受けるにあたり、「採用」を貰う準備の説明をしてきましたが、面接の準備ができれば、実際に採用を貰う具体的な方法を紹介していきます。面接では、とにかく自分をアピールすることが大切です。日本では、謙遜の文化があったりしますが、外資系企業では全く必要ないです。
①自分が活かせるスキルをアピールする
→即戦力であることをイメージして貰う
→課題発見・解決スキルがあることをイメージして貰う
②長期的なビジョンを持っていることをアピールする
→長期的に会社に貢献できることをイメージして貰う
→成果主義に対して、どんどん行動できることをイメージして貰う
①自分が活かせるスキルをアピールする
一番大切な、『即戦力である』ということを、面接官にイメージして貰うことが重要です。ただ単に経験とスキルをアピールするだけではなく、具体的なエピソードトークを交えて話すことで、よりイメージをして貰うことができます。
よく面接対策で言われる、「困難なことを乗り越えた具体的なエピソードトーク」が効果的と言われますが、本当にこれは大事です。入社後も自分で解決して、前に進んでくれそうといったようなイメージを持ってもらえます。特に外資系企業では、教育制度がない為、自分で課題発見・解決をしてくれる人材を求めています。
②長期的なビジョンを持っていることをアピールする
外資系企業という文化に自分の考え方や働き方がマッチしていることをアピールしましょう。成果主義という日系企業とは異なる社風なので、そこを理解した上で、どんどん行動をして結果を出したいという気持ちを伝えることが大切です。
また、成果主義という環境の中で、数年先に自分がどうなっていたいかというイメージ像を会社の将来と共にアピールすることで、会社にとって必要な人材であるということを認識して貰います。
ここで面接官が、数年後の未来をイメージできるかどうかで、採用の可否が決まります。
外資系企業の面接で聞かれる質問まとめ7選
弊社から実際に外資系企業に面接にいった人から集めた質問を紹介していきます。全部の外資系企業で通用しない場合もありますが、外資系企業の面接の特徴として参考にして下さい。
①あなたについて、聞かせて下さい。
②これまでのキャリアでゴールを達成したことを聞かせて下さい。
③希望する業界でどんなスキルや経験があるかを聞かせて下さい。
④アピールポイントを聞かせて下さい。
⑤3年後、どのような仕事をして、会社に貢献できるかを聞かせて下さい。
⑥意思決定をする場面において、難しいと思う場面を聞かせて下さい。
⑦これまで経験した困難な状況と、解決策を聞かせて下さい。
上記に挙げている質問の項目は、一般的な外資系企業ではほぼ聞かれる質問内容です。事前にこれまでのキャリアを振り返り、スムーズに答えられるようにしておきましょう。またこの質問を答える為に、自分自身をさらに分析して将来像をイメージすることもできますので、しっかり準備をしましょう。
外資系企業の面接官が本当に知りたいコト『まとめ』
いかがでしょうか。
外資系企業での面接では、日系企業のように育成枠採用という考え方がありませんので、いかに即戦力として活躍してくれるかを判断してきます。その中で、
①今までの経験をその会社で活かせるか
②過去に経験した困難をどう乗り越えたか
こういった所をうまくアピールすることができれば、『即戦力にもなり、これからの課題も解決してくれるなら、採用してみよう!』となります。その為に、
①業界研究
②自己分析
③アピールポイントをまとめる
をしっかり行うようにしましょう。
転職を成功させるには?
上記でも解説しましたが、効率的に転職を成功させるには、転職エージェントを利用することがオススメです。
①非公開求人を多数保有している
②利用手数料が無料である
③給料交渉を行ってくれる
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
このように、求職者側にとって、転職エージェントを利用しない理由が、逆にありません。無駄な時間をかけずにスムーズに転職を進めたい人は、必ず転職エージェントに登録することをお勧めします。

①非公開求人を多数保有している
転職エージェントだけが保有している求人も多くあります。また求人は水物なので、登録さえしておけば、その時にマッチする求人を紹介してくれます。特定の業界に特化した転職エージェントもありますので、確認しておきましょう。
②利用手数料が無料である
転職エージェントの仕組み的に、求職者(利用する側)が、費用を一切支払う必要はありません。基本的に、求人側が転職エージェント側に支払いする仕組みなので、無料で転職サポートを受けることができます。
<求職者側>:無料で利用可能
<転職エージェント>:就職が決まれば、手数料を求人側から貰う
<求人側>:就職が決まれば、手数料を転職エージェントに支払う
③給料交渉を行ってくれる
上記で解説した通り、転職エージェントの売上(手数料)は、求職者の年収によって決まります。その為、転職エージェントを利用することによって、転職エージェントのスタッフも、企業側に上手く給料交渉をしてくれます。
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
転職エージェントは、完全に成果報酬となりますので、求職者を企業に就職させて初めて、企業側より手数料を貰うことができます。その為、履歴書を添削したり、または面接対策をしたりなど、就職できるようにサポートしてくれます。
面接に向けてすること「4つ」
実際に企業への面接に望む前に、次の点を意識して進めていきましょう。
①これまでのキャリアを振り返る
→職務経歴書は非常に重要です。この企業で「どう貢献できるか」を判断されます。
→どういう意図で、これまでのキャリア選択をしてきたのかを説明できるようにしましょう。
②転職エージェントの活用
→非公開求人も多くありますので、効率良く自分に合う企業を見つけることができます。
③面接で聞かれることを想定する
→面接をイメージしながら、自分をしっかりアピールポイントを確認する
→貢献できるということをアピールする
④企業研究を行う
→業界の動向を把握しておく
海外留学やインターンの経験を活かした企業に転職をしたい人は、オンライン英会話サービスを利用して、面接のトレーニングをすることも良いでしょう。

優良求人が多い転職エージェント3つを紹介
転職活動を上手くするには、転職エージェント選びが重要です。これから紹介する基準をベースに、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。
①:優良求人数が多い
②:内定率が高い
③:求人情報を常に更新している
特に、求人情報は変動が多いので、常に情報をアップデートしている求人情報転職エージェントはおすすめです。
顧客満足度No1を多数受賞の【ネオキャリア】

ネオキャリアは、第二新卒・20代専門の転職エージェントで、1人当たり平均10時間の手厚いサポートで、転職サポートを行っています。内定まではもちろんのこと、入社後のアフターケアも安心です。
豊富な経験を持つキャリアアドバイザーが将来像や希望、適正を踏まえた上で求人を紹介してくれます。
また、ネオキャリアが紹介する企業は、キャリアアドバイザーが全て訪問し、おすすめできる企業のみを選定しているので、ミスマッチも少なく、効率的に転職活動を進めることができます。
迷ってる人は、日本最大級の求人数を掲載の『doda』がオススメ!

dodaは、大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイトで、毎週更新される求人特集や、定期的に更新される新着求人からあなたにマッチした求人の検索と応募が可能です。
職種、年齢、経験を問わず、さまざまな方にご利用いただけます。dodaのキャリア専門スタッフが、あなたの希望や適性に合った求人のご紹介をし、その求人数は、非公開求人を含む約10万件以上にもなります。
また、dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上が一般には公開されていない非公開求人なので、自分では見つけることができない求人も、dodaに登録することで見つけることができます。
dodaの最大の特徴は、応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を推薦状にまとめ、履歴書・職務経歴書に添えて企業にアピールすることで、選考通過を後押ししてくれるところです。
外資系・グローバル企業・ハイクラス転職なら【JACリクルートメント】

JACリクルートメントは、外資系企業や海外進出企業など、グローバル企業への転職のサポートに特に強みを持っています。
業界・職種に精通した総勢400名の転職コンサルタントが、求職者のこれまでの経歴、今後の展望をヒアリングした上で、適切な求人を紹介しています。
業界屈指の豊富な求人数を誇り、国内大手、外資系、海外進出企業など、JACだからこそ紹介できる優良企業を20代後半〜30代の方を中心に紹介しています。
企業面接で抑えるポイント!
何事でもそうですが、ある程度の『はったり』を言うことは大切です。自分で大きく出て、最終的に帳尻を合わしていくことで限界突破をすることができます。面接でも同様に、いかに自分を企業側に売り込めるかどうかです。採用させることで、企業にどれだけメリットがあるかをきちんとアピールするようにしましょう。
①意思表示をはっきりする。(YES/NO)
②アピールポイントをゴリ押しする。(エピソードトーク)
③自信を持ち、仕事ができる感をしっかり出す
面接では、遠慮をする必要はありません。どんなことができて、どんなスキルを持っているか、ハッタリ気味でもいいので、厚かましくやることも大切です。いかに企業側に将来をイメージさせることができるかが、採用を勝ち取るカギでもあります。

ACQUIREは、世界30ヵ国以上への留学、100社以上へのインターンシップのマッチングサービスを運営しています。一人ひとりにぴったりな留学先・インターン先をご案内出来るように、常に情報をアップデートしています。