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【完全保存版】マレーシアへの大学進学が人気な『5つ』の理由

今回は、ここ最近一気に人気が出てきたマレーシアへの大学進学について説明をします。

マレーシア進学が人気の理由

①『リーズナブルな学費』
②『世界中から学生が集結する』
③『イギリスやオーストラリアなどへの編入制度がある』

の3つが挙げられます。マレーシアという国についても含めて見ていきましょう。

マレーシアという国について


マレーシアは、インドネシア、ブルネイ、タイ、シンガポールと隣接しています。首都はクアラルンプールですが、特にシンガポールから、空路・陸路で入国することができる為、シンガポール経済の受け皿として、ジョホールバルエリアもどんどん発展しています。

マレーシアの国土面積は、日本よりも少し小さい程度となりますが、人口は約3,000万人で約4分の1程度です。国土の約6割は熱帯雨林で覆われている為、首都クアラルンプールに、人口がほとんど集中しています。

マレーシアの民族、宗教について

マレーシアの特徴としては、『多民族・多宗教』のモザイク国家と言われており、マレー系、中華系、インド系を中心に多数の民族で構成されています。宗教についても、イスラム教、仏教、ヒンドゥ教など様々です。

その為、マレーシアという国の中に、それぞれの民族が異なる文化や生活習慣を構築し、さらに、お互いの文化や宗教観を否定することなく、『理解・尊敬』をすることで、新しい独自の文化を作り上げています。

一つに国に様々な宗教や民族が争うことなく共存することは世界的にも珍しく、そういう意味でマレーシアは、多様性、協調性、そして互いに尊敬し合うからこそ成立しています。

マレーシアの大学の種類

マレーシアの大学の種類は、国立大学・私立第大学・海外大学の分校の3タイプに大きく分けられます。国立大学については、『ブミプトラ政策』により、基本的にマレーシア人の学生でほとんど構成されています。

授業内容も英語ではなく、マレー語で行われることが多い為、日本人の入学はハードルが高いです。

特に、海外大学の分校は、イギリスやオーストラリアの分校が多く、教育水準や取得学位が本校と全く同じであるにも関わらず、学費がマレーシア価格となる為、本校よりも圧倒的に安く、本校の学位を取得可能です。

ブミプトラ政策とは、マレーシア人の経済的、社会的地位向上の為の優遇政策です。

マレーシアへの大学進学がオススメの理由

マレーシアは、大学進学の人気に加えて、英語留学やインターンシップ先としても非常に人気があります。今回は特にマレーシアの大学進学が人気な理由を紹介していきます。

マレーシアが最強のインターンシップ先である理由マレーシアという国 マレーシアという国は、東南アジアの中心に位置しており、『アジアの優等生』として知られています。今回の記事では、...

①東南アジアでトップクラスの大学数

マレーシアでは、1996年に海外の大学の分校を含め、私立高校の設置や運営が許可されるようになり、それを機に私立大学や海外大学の分校が多く設立されるようになりました。

現在では、国立大学が20校、私立大学が37校、海外大学の分校が11校、合計400校以上の学校があります。マレーシア進学がここまで人気が上がった理由としては、

①高い教育水準
②欧米と比較してリーズナブルな学費
③東南アジアであることでの安い物価
④整備されたインフラ環境
⑤グローバルな環境

上記が挙げられます。最近では、本校があるイギリスの大学ではなく、分校があるマレーシアの大学にわざわざイギリスから留学に来る学生が増えてきています。

イギリスだけではなく、オーストラリアも同様で、教育水準、取得学位が変わらないのであれば、むしろリーズナブルでグローバルな環境のマレーシアの大学に進学するといった逆転現象も起きています。

②圧倒的にリーズナブルな学費

マレーシアへの大学進学の最大のポイントは、学費や滞在費が欧米などの英語圏と比較して圧倒的に安いことです。

安いにも関わらず、海外からの分校も多いことから、教育水準も高い為、学習環境に不便さは感じません。それよりも、世界中から学生が集まりますので、様々な国籍の仲間を作ることができます。

<マレーシアの私立大学の費用>
1年間:70万〜80万円程度

<マレーシアの国立大学の費用>
1年間:30万〜40万円程度

<欧米の私立大学の費用>
1年間:200万〜300万円程度

<日本の私立大学の費用>
1年間:120万〜150万円程度

大学進学の場合は、3年は通学することが一般的なので、シンプルに上記費用が約3倍必要となり、プラスで生活費を考えると欧米への大学進学はハードルが高いです。

この為、世界中の学生がマレーシアの大学に進学をするという流れできています。

③入学時期のタイミングが多様

日本の大学の入学時期は4月だけの1回が基本ですが、マレーシアの大学に入学をする場合、一般的には、3月と8月に設定している大学が多いです。

学部や学科によっては、さらに入学を受付していることもあり、年間で約2-5回の入学時期があります。

海外進学をする場合、3月に高校を卒業してからの空白時期に困りますが、マレーシアの場合は、年に複数回の入学タイミングがありますので、海外留学のスケジュールを組み立てやすい点もマレーシアの大学進学の魅力です。

④世界中から留学生が集結するグローバルな環境

海外大学の分校が多いことが、マレーシア進学の特徴の一つであり、また、リーズナブルな学費、整ったインフラ、治安の良さ、入学時期の多さなどの理由から、世界中から多くの留学生が集結します。

多民族・多宗教国家であるマレーシアでは、もともと国全体がグローバルな環境ですが、特に大学では、同じ志を持った学生同士でモチベーションを高め合いながら学ぶことができます。

こういった環境で学生時代に過ごすことで、圧倒的な国際力を身につけることが可能です。

⑤オーストラリアやイギリスへの大学編入制度が利用可能

日本の大学は、基本的に4年制となりますが、マレーシアの大学の学士課程の場合は、3年制となります。その中でも、ツイニングプログラム(Twinning Programme)や、ダブルディグリープログラム(Dobble Degree Programme)を利用することができます。

ツイニングプログラム(Twinning Programme)

このプログラムは、主に、イギリスやオーストラリアの大学と提携したプログラムとなり、タイプ的には、『2+1型』、『1+2型』、『3+0型』に分かれます。

『2+1型』:2年間マレーシアの大学で勉強し、最後の1年間を提携先の大学で学習
『1+2型』:初年度のみマレーシアの大学で勉強し、残りの2年間は提携先の大学で勉強
『3+0型』:マレーシアの大学で3年間勉強をします。提携先の大学には行かずに、提携先の大学の学位が取得できます。

このように、マレーシアの大学に少し通い、提携先の大学に通うことができますので、学費を抑えつつ、欧米の大学卒業資格を取得できるシステムが、ツイニングプログラムです。

ダブルディグリープログラム(Dobble Degree Programme)

このプログラムは、マレーシアの大学と提携先の大学の学士が同時に取得できるプログラムです。基本的に、ツイニングプログラムの場合は、提携先の大学に行く必要があり、ダブルディグリープログラムの場合は、マレーシアのみの学習となりますが、提携先大学の学位も同時に取得できます。

ツイニングプログラムとダブルディグリープログラムまとめ

<ツイニングプログラム>
・提携先の大学に行く必要がある
・提携先の大学の学位のみ取得

<ダブルディグリープログラム>
・提携先の大学に行く必要はほぼなし
・マレーシアの大学と提携先の大学の両方の学位の取得可能

マレーシアの大学進学のコースについて


まず、マレーシアの大学には、ディプロマと学士課程に分かれています。このコースに入学するには、日本で高校を卒業している必要があります。

その為、一部例外はありますが、高校を卒業していれば、ディプロマでも学士課程でも、どちらでも進学は可能です。

ディプロマ(Diploma)コース
・修学期間は約2年間で、日本の短期大学課程に相当

学士課程(Degree)コース
・修学期間は約3年間で、日本の大学課程に相当

しかし、英語力が足りていない場合は、大学進学英語コースで約1年間勉強する場合もあります。

マレーシアの大学進学までの流れ

①大学や学部、入学期の決定
②出願と学生ビザの申請準備
③出願と学生ビザの申請完了
④シングルエントリービザの取得
⑤マレーシアへ入国
⑥現地の大学で英語レベルチェック
⑦入学

学生ビザは、マレーシア到着後に発行されますので、マレーシア入国は、『シングルエントリービザ』が必要になります。学校から発行される学生ビザ承認レターを受け取り、シングルエントリービザの申請をマレーシアの大使館で申請をします。

<シングルエントリービザ申請に必要な書類>
①学生ビザ承認レター
②パスポート原本
③パスポートのコピー2部
④パスポートサイズ(4.5×3.5センチ)の証明写真2枚
⑤ビザ申請用紙(大使館で入手可能)
⑥航空券予約確認書のコピー2部

マレーシアの大学進学の条件

①学歴:高卒以上(あるいは卒業見込)
②成績:過去3年間の成績が5段階評価で平均3以上
③英語力:IELTS5.5 or TOEFL550以上程度

マレーシアの大学の場合、条件に出ている英語力まで達していない場合は大学進学英語コース受講をし、英語力を上げる必要があります。マレーシアの大学は、日本のような入学希望者が一斉に受ける大学入試はありません。高校での成績と英語力を証明する資格で判断されます。

<マレーシアの大学入学に必要な書類>
①願書
②高校の成績証明書(和文、英文)
③高校の卒業証明書(和文、英文)
④TOEFL、IELTS等の英語スコア
⑤パスポートコピー
⑥顔写真
⑦健康告知書

マレーシア進学まとめ

マレーシアの大学進学を希望する人はどんどん増えています。改めて特徴をまとめましょう。

①リーズナブルな学費&滞在費も安い
②グローバルな環境での学び
③入学時期が柔軟
④ツイニングプログラム(提携先大学の学位取得)
⑤ダブルディグリープログラム(マレーシアの大学と提携先大学の学位を両方取得)
⑥高い教育水準

マレーシアは、1981年に就任したマハティール首相が提言した『ルックイースト政策』により、日本の集団主義や勤労倫理を学ぶことを推奨し、その為、国全体が日本に対して親日感情を持っています。

また、日本からの移住先として15年連続でマレーシアがNo1であり、モザイク国家だからこその食事のバリエーションの多さ、また医療設備も整っていますので、長期滞在も安心できる点は、マレーシア進学の場合も同様です。

大学進学を考えている人は、コスパ抜群のマレーシアはいかがでしょうか?

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