フィリピンを訪れると意外な名前の方が多いことに気がつきます。そこには「フィリピンが長い間他国の統治下にあった」ということが大きく関係しています。フィリピン人にはどんな名前の人が多いのでしょうか?早速その現状を探ってみたいと思います。

目次
一昔前はスペイン系の名前が多かった
一番最初にフィリピンを制圧しようとしたのはポルトガル人のマゼラン、その後植民地としたのはスペイン人のレガスピです。この時代の影響により、一昔前は以下のような名前の人が多かったと言われています。
<男性>
・フェルナンド
・エミリオ
・ミゲル
・フロレンティーノ
・グレゴリオ
<女性>
・マリア
・イザベル
・ロザリンダ
・アポリナリオ
ヨーロッパのサッカー選手や女優に多い名前であったり、聖母マリアの名を取っているところがとても興味深いものです。
現代に多い名前はアメリカ系
一昔はスペイン系の名前が多かったものの、その後の歴史と共に現代ではアメリカ系の名前が多いと言われています。フィリピンはスペインの植民地となった後、アメリカによって支配されていたため、その頃からアメリカ系の名前が増えたと考えられます。
<男性>
・ジョセフ
・ジョン
・ポール
・カルロ
・フランシス
<女性>
・モニカ
・ジェーン
・アン
・アンジェラ
・アンナ
・ミッシェル
歴史の移り変わりと共に名前も変わっていくところはフィリピンの歴史があってこそと言えます。面白いことに、現在スペイン式の名前を付けると「古臭い」などと言われてしまうとか。日本でも同じようなことがありますからとてもうなずけてしまいます。
苗字で一番多いのは?
生まれたときに付けられる名前は時代と共に変化していますが、先祖から引き継ぐ苗字はどんなものが多いのでしょうか?フィリピンで多い苗字のランキングを見てみましょう。
1位:サントス Santos
2位:レジェス Reyes
3位:クルーズ Cruz
4位:バチスタ Bautista
5位:オカンポ Ocampo
6位:ガルシア Garcia
7位:メンドーサ Mendoza
8位:トマス Tomas
9位:アンドラーダ Andrada
10位:カスティーヨ Castillo
トップ10までを見てみると気がつくのは、名字のほとんどが「ラテン系」であるということです。名字にもスペインの植民地時代の影響があり、今日まで引き継がれてきたものと考えられます。
こんな名前も増えている
今まではスペイン式やアメリカ式の名前を取り入れていたフィリピンの人々も最近は命名の方法を少しずつ変えている傾向があるようです。例えば、父親の名前と母親の名前をミックスさせたり「ブリトニー」「バービー」などの芸能人や有名な人形の名前を命名する人もいるそうです。
そしてもっと面白いのが「ナルト」という名前を付ける人がいる、というところです。フィリピンでは日本のアニメが大人気なので、その気持ちもなんとなくわかりますね。

フィリピンを訪れる前に、フィリピンに多い名前とその由来を知っておくとさらにフィリピンへの興味が深まります。「名は体をあらわす」なんて言われますが、フィリピンの名前にはフィリピンの歴史が表れているようです。
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