フィリピンの現地語は「タガログ語」ですが、小学校から大学まで国語(タガログ語)以外の授業はすべて英語で行われるため、フィリピン人のほとんどは英語を話すことができます。特にホワイトカラーと言われるスーツにネクタイ、ワイシャツを着てオフィスで働くような人は非常に英語が堪能です。
その為、ここ数年はフィリピン・セブ島留学が、コスパ抜群の留学先として一気にブームとなり、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアに続き、4番目に人気の英語留学先として認知されました。

フィリピン留学の中でも人気のエリアは、セブ島。セブ島はビーチも近く、平日は1日8時間以上の英語漬けの生活を送り、週末はリラックスする為にビーチに行く学生も多いです。物価が日本の半分以下なので、何をするにしても安く済ませることができます。
そんなセブ島に憧れて、セブ留学の後にそのまま就職を希望する学生も多くなりました。今回は、セブ島含めて、フィリピンで就職する為の条件を説明していきます。

フィリピンでの就職は人気が高まっている
英語圏ではない日本や韓国といった国々から、セブに語学留学に来る人が増えた結果、今ではフィリピンは日本の若い人の間でも留学先として定着しつつあります。
日本人に人気のフィリピン、特にセブ島で働こうと考えている方も増えてきていますが、フィリピンで働くためにはどのレベルの英語力が必要となってくるのでしょうか。採用する立場から求められる英語力について見てみましょう。
「英語」の必要性
どの業界、業種で働くかによって、求められる英語レベルが変わるのは当然です。世界展開をする外資系の企業では、当然高いレベルの英語力が求められます。
本国である米国などに報告したり、上司が米国にいる場合はネイティブと同じぐらいの英語力がないと仕事になりません。フィリピンの企業に就職する場合は、ネイティブ程の英語力は求められません。
ただし、上司や同僚、それに取引先と会話をする必要がありますので、こちらもやはり日常会話レベル以上の英語力は必要です。さらに即戦力となるほどの実績や経験があると就職に有利になるでしょう。
最近では、フィリピン・セブ島で就職ではなく、起業をする人もどんどん増えてきています。なぜセブ島で起業をする人が増えているかというと、セブ島には数多くのIT企業が存在しています。フィリピン人は英語を堪能に話せるだけではなく、ITスキルも高い人が多いです。
その為、留学生も英語とプログラミングを学び、セブ島で起業をするという選択も選べるようになりました。実際に、セブ島にはプログラミングも学習できる語学学校も多く、新しい留学のカタチになりつつあります。

英語が苦手な人はどうすれば良いの?
英語力にそこまで自信がないという方はフィリピンで就職できないのかというと、そうでもありません。フィリピンは経済成長が著しく、日系企業も多く進出しています。
このような企業では、上司や取引先は日本人のことも多く、同僚だけがフィリピン人ということも多いです。その為、同僚とコミュニケーションが取れるレベルの英語力を身につけておけば、就職できる可能性は十分にあります。
同僚とコミュニケーションが取れる英語力があるかは、面接時に確認されます。英語での質問にうまく答えられる、つまり会話のキャッチボールができるかどうかという点を重視されるので対策しておきましょう。質問といっても日本で面接を受けるときと同じように、
「これまでどんな仕事をしてきたのか」
「なぜフィリピンで就職したいのか」
「仕事に活かせる自分のスキルは何か」
「自分の長所を3つの形容詞で表すと」
といったような質問をされることが多いです。
理想は質問に対してスムーズに答えられるレベルの英語力を身に着けておくことですが、英語が苦手な人だと難しいかもしれません。あらかじめ質問に対する答えを英語で自分なりに用意しておくといいでしょう。
シンガポールや香港といった国と異なり、フィリピンで就職するためにはそこまで高い英語力は求められていません。
フィリピンで就職し、仕事の経験と英語力を働きながら身に着けることもできます。何にせよ、まずは動き出すことから。フィリピンでの就職を目指して英語を学んだり、現地に赴いたり、対策を練ったりなどから始めていきましょう。

まずは、セブのインターンから始める!
セブ留学を3ヶ月程度すれば、コミュニケーションは取れるようになります。もちろんスタートレベルにもよりますが、英語を話すことに対しての『緊張感や恐怖感』はなくなります。
セブ留学の特徴は、英語漬けの環境でひたすらインプット学習をすることです。このスタイルは、一気に英語のベースを作ることができるという点では非常にメリットがある留学スタイルです。また費用に関しても、1ヶ月あたり約15万円なので、リーズナブルな所も人気の理由です。
ただ、インプット学習を徹底的に行っても、実践力はなかなか身につきません。この実践力を身につけるには、とにかく実戦形式でアウトプットを行うことです。これはインターンシップに参加することで経験することができます。
もちろん、アウトプットをするには、きちんちインプットしていることが前提となりますので、『セブ留学→インターン』という流れは非常に効果的です。
このように、セブではインターンシップ生の受入を行っている語学学校も多いので、上手く活用しながらレベルアップしていきましょう!

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