終身雇用制度も現実的でなくなり、転職を数回繰り返すこと自体が普通となった今、サラリーマンとして、フリーランスとして、起業家として、様々な働き方ができるようにもなりました。そんな中、弊社には、月間ベースで約40~50名程の方から、『海外留学、インターンシップ、転職』などについてのお問合せを頂きますが、最近は特に外資系企業への転職希望のお問合せが増えてきています。
というのも、弊社では30ヵ国以上の海外インターンのサポートを行っており、その準備期間としての英語留学、特にフィリピン・セブ留学のサポートをする中で、帰国後の進路についての相談を多く頂きます。折角、留学で英語を学んで、インターンで英語を使ってきたので、英語を活かせる業界への転職を希望する流れができています。
今回は、『女性が外資系企業への転職するコツ』についての記事となりますが、そもそも外資系企業の特徴を改めておさらいすると、このようなイメージを持っている人が多いと思います。
①英語がある程度話せる
②給料が高い
③職場での人間環境がドライ
外資系企業の詳しい特徴を読みたい場合は、こちらの記事を参照下さい。

目次
女性でも外資系企業に転職はできるのか?
外資系企業への転職相談で、『女性でも外資系企業で、働けるの?』、『育休などの制度はどうなってるの?』といったような転職相談をよく聞くことが多いですが、最近では、日系企業も含めて、外資系企業では、会社に託児所があったり、育休制度が整っていたりなど、女性でも働きやすい環境が増えつつあります。
外資系企業は、仕事とプライベートのバランスがしっかり整っているので、無駄な残業や付き合いなどがない分、女性にとっても働きやすい環境ですし、特にキャリアアップをしたい人にはおすすめです。
というのも、外資系企業とは、日系企業と異なり、年齢や性別では評価せず、『結果を出しているかどうか』で評価をします。
最近の日系企業でも、女性の社会進出や女性の管理職も少しずつ増えてきていますが、まだまだ女性が活躍できる職場が多くないのが現状です。一方、外資系企業では、男女平等に仕事のチャンスがあり、ワークバランスもしっかり整っていることから、女性の管理職が多いです。
外資系企業の転職が『向いてる女性』
キャリアアップしたい女性は、外資系企業でも活躍のチャンスがあるという説明をしてきましたが、実際にどういう女性が外資系企業に向いていて、逆に向いていない女性はどういうタイプなのかを見ていきましょう。
①留学、インターンの経験を活かしたい人
②とにかく行動してどんどん仕事をしたい人
③マネージメントを経験したい人
④ON/OFFをはっきり分けれる人
上記では、外資系企業に向いている人の特徴の一例です。これは、男性でもほぼ同様ですが、どんどんを仕事をこなして、昇進・昇給を目指す人には外資系企業に向いています。また、人間関係もある程度ドライな部分もありますので、ON/OFFをしっかり分けて働きたい人にも向いています。では、一つずつ見ていきましょう。

①留学、インターンシップの経験を活かしたい人
英語を使わない外資系企業も職種によってはありますが、基本的に職場では英語を中心にスタッフ同士でコミュニケーションを取ることが多いです。スタッフも日本人だけではなく、多国籍のメンバーで構成されていますので、留学やインターンをしていて、そのままキャリアとして発揮したい場合にはオススメです。
元々、海外留学やインターンシップに行く人は、女性の方が割合が多いので、海外就職や外資系企業に就職をしたいという人が多いです。また、海外出張の機会もありますので、仕事で英語が使えて、海外にも行きたいという人には向いています。

とにかく行動してどんどん仕事をしたい人
外資系企業の特徴として、
『終身雇用制度がない』
『年功序列制がない』
この2点が挙げられます。終身雇用制度がない理由は、元々、転職する前提で人材採用をしているため、日系企業のように一つの会社で定年まで働くという文化がそもそもなく、転職を繰り返しながらキャリアアップをしていく考え方です。
また、年功序列制については、外資系企業の評価基準として、『結果を出していること』が最優先となります。その為、年齢や性別に関わらず、結果をしっかり出していれば、どんどん仕事は任されます。
このように、外資系企業では、どんどん行動して結果を出していけば、女性でも昇格・昇給は普通にあります。若いうちから、責任ある仕事をこなしながら、とにかく成長したい人は、外資系企業が向いています。
③マネージメントを経験したい人
先述した通り、外資系企業は、結果主義の社会です。結果さえ出していれば、女性も男性も関係なく、仕事を任されていきます。日系企業では、管理職=男性というイメージがまだ強いですが、外資系企業は全くなく、女性が管理職をしている企業はいくらでもあります。
つまり、結果さえ出しておけば、男女平等に挑戦の機会が与えられています。実際のところ、日系企業では、女性がどれだけ結果を残しても、女性という理由で昇進ができない人が結構いますが、外資系企業では『結果主義』なので、管理職になって組織をマネージメントしたい人には最高の環境です。
④ON/OFFをはっきり分けれる人
外資系企業の特徴として、人間関係が結構ドライであることが挙げられます。これは、仕事中に一切会話をしないということではなく、日系企業のように仕事終わりに、仕事の延長線上の飲み会や週末のゴルフなど、そういったことが無いということです。
もちろん、同僚同士などで仕事終わりに飲みに行くこともありますが、基本的にON/OFFがしっかり分かれている為、外資系企業ではワークバランスをきちんと取ることができます。特に女性にとっては、『結婚・妊娠・出産』からの『子育て』というイベントがある人も多く、外資系企業では働きながら子育てをする環境も整っています。
日系企業の場合は、育児休暇制度を利用しても、復職後のポジションがなかったりなど、現実的には両立ができず退職する人が多いです。また、在宅勤務、リモートワークを導入している企業も少ないです。
一方で外資系企業では、一人で仕事を担当することも多く、『結果主義』の為、日系企業のように週5でオフィスに朝から晩までいる必要はないことがほとんどです。そういう意味では、仕事と育児の両立は外資系企業であれば、簡単にできる環境が整っています。
外資系企業=結果主義で、ちょっと引いてしまうと感じる人もいるかも知れませんが、仕事もプライベートもしっかり両立したいと思う人は、むしろ外資系企業の方が合っている場合もあります。たとえ、子育て期間で退職していても、実力があれば、今まで通り稼ぐことも可能なので、年功序列制がないのは逆に安心でもあります。
長い期間働いてることが重要ではなく、結果を出していることが重要の外資系企業では、女性にとって多くのメリットがあります。
外資系企業の転職が『向いていない女性』
さて、外資系企業に向いている女性の特徴を紹介してきましたが、逆に外資系企業に向いていない女性の特徴はどうなのでしょうか。
①安定して働きたい人
②内向的な人
③自分に自信がない人
外資系企業の特徴は、どんどん行動してキャリアアップをする感じですが、逆に安定して毎月給料を貰いたい人や、そこまで頑張りたくない人に外資系企業は向いていません。結果を常に求められる外資系企業では、結果を出せない場合は減給、リストラもありますので、働く姿勢は非常に大切です。
転職を前提に人材採用をしていると先述しましたが、外資系企業では即戦力人材を中心に採用を行いますので、社内の研修制度が充実していないことがほとんどです。その為、自分からどんどん学んでいこうという姿勢が無い人には辛い環境です。

外資系企業に女性が転職する『メリット』
外資系企業に女性が転職することについて、いくつか紹介してきましたが、ここで改めて、外資系企業に転職するメリットをまとめていきましょう。
①年齢に関係なく、結果ベースで稼げる
②結果を出せば昇格できるので、仕事の幅が広がる
③ON/OFFをきっちり分けて、ワークバランスが上手く取れる
外資系企業は、女性にとって活躍できる機会が多いです。特に結婚から子育てなどのイベントと両立することは、日系企業では難しいので、むしろ外資系企業の方が向いている人もいます。
また、男女平等がルールなので、役職・報酬についても、全て結果をベースに決められていますし、プライベートもしっかり取ることができる点もメリットです。
外資系企業に女性が転職する『デメリット』
外資系企業のメリットをまとめたところで、デメリットもしっかりまとめていきましょう。
①結果を出せないと、減給、リストラ対象
②研修制度が整っていない
③福利厚生が充実していない
外資系企業の結果主義という部分は、メリットに感じる人、デメリットに感じる人に分かれます。全ては結果が残せるかどうかで、メリットにもデメリットにもなります。その為、安定したい人には向いていないですし、受け身の姿勢の人にも向いていません。
また、新卒を採用して時間をかけて育成するという文化がないので、研修制度が整っていない場合が多く、また終身雇用ではない為、福利厚生も最低限という企業がほとんどです。
外資系企業は、あくまで男女平等がルールなので、日系企業であれば、結果が出せなくても大丈夫な場合がありますが、外資系企業では通用しません。
女性が外資系企業に上手く転職するコツ
外資系企業への転職について、メリット・デメリットを紹介してきましたが、上手く外資系企業に転職するコツとしては、
・日系企業の働き方・文化を捨てれるか
・自分のキャリアをどこまでイメージするか
・自分をしっかり分析して、向いているか・向いていないかを明確にする
・自己表現をきちんとする
・結果主義の感覚を持てるか
上記ポイントが、外資系企業に転職するコツです。特に採用面接で、きちんと自己表現できることは非常に大切なポイントです。日系企業では、言わなくても分かってくれる場合もありますが、外資系企業では一切ありません。意見が無い人=仕事ができないという判断をされますので、まず、自分の考えをきちんと伝えることが大切です。
外資系企業では、そういった日本文化が通じないこともよくあるので、柔軟に対応しながら上手くコミュニケーションを取っていく力も上手く転職をするコツの一つです。
未経験での転職を成功させるには?
上記でも解説しましたが、効率的に転職を成功させるには、転職エージェントを利用することがオススメです。
①非公開求人を多数保有している
②利用手数料が無料である
③給料交渉を行ってくれる
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
このように、求職者側にとって、転職エージェントを利用しない理由が、逆にありません。無駄な時間をかけずにスムーズに転職を進めたい人は、必ず転職エージェントに登録することをお勧めします。

①非公開求人を多数保有している
転職エージェントだけが保有している求人も多くあります。また求人は水物なので、登録さえしておけば、その時にマッチする求人を紹介してくれます。特定の業界に特化した転職エージェントもありますので、確認しておきましょう。
②利用手数料が無料である
転職エージェントの仕組み的に、求職者(利用する側)が、費用を一切支払う必要はありません。基本的に、求人側が転職エージェント側に支払いする仕組みなので、無料で転職サポートを受けることができます。
<求職者側>:無料で利用可能
<転職エージェント>:就職が決まれば、手数料を求人側から貰う
<求人側>:就職が決まれば、手数料を転職エージェントに支払う
③給料交渉を行ってくれる
上記で解説した通り、転職エージェントの売上(手数料)は、求職者の年収によって決まります。その為、転職エージェントを利用することによって、転職エージェントのスタッフも、企業側に上手く給料交渉をしてくれます。
④履歴書添削、面接対策をしてくれる
転職エージェントは、完全に成果報酬となりますので、求職者を企業に就職させて初めて、企業側より手数料を貰うことができます。その為、履歴書を添削したり、または面接対策をしたりなど、就職できるようにサポートしてくれます。
面接に向けてすること「4つ」
実際に企業への面接に望む前に、次の点を意識して進めていきましょう。
①これまでのキャリアを振り返る
→職務経歴書は非常に重要です。この企業で「どう貢献できるか」を判断されます。
→どういう意図で、これまでのキャリア選択をしてきたのかを説明できるようにしましょう。
②転職エージェントの活用
→非公開求人も多くありますので、効率良く自分に合う企業を見つけることができます。
③面接で聞かれることを想定する
→面接をイメージしながら、自分をしっかりアピールポイントを確認する
→貢献できるということをアピールする
④企業研究を行う
→業界の動向を把握しておく
海外留学やインターンの経験を活かした企業に転職をしたい人は、オンライン英会話サービスを利用して、面接のトレーニングをすることも良いでしょう。

優良求人が多い転職エージェント3つを紹介
転職活動を上手くするには、転職エージェント選びが重要です。これから紹介する基準をベースに、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。
①:優良求人数が多い
②:内定率が高い
③:求人情報を常に更新している
特に、求人情報は変動が多いので、常に情報をアップデートしている求人情報転職エージェントはおすすめです。
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企業面接で抑えるポイント!
何事でもそうですが、ある程度の『はったり』を言うことは大切です。自分で大きく出て、最終的に帳尻を合わしていくことで限界突破をすることができます。面接でも同様に、いかに自分を企業側に売り込めるかどうかです。採用させることで、企業にどれだけメリットがあるかをきちんとアピールするようにしましょう。
①意思表示をはっきりする。(YES/NO)
②アピールポイントをゴリ押しする。(エピソードトーク)
③自信を持ち、仕事ができる感をしっかり出す
面接では、遠慮をする必要はありません。どんなことができて、どんなスキルを持っているか、ハッタリ気味でもいいので、厚かましくやることも大切です。いかに企業側に将来をイメージさせることができるかが、採用を勝ち取るカギでもあります。

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