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【2020年度】ワーホリに参加出来る国まとめ

『ワーキングホリデー』という制度は、1980年12月に初めてオーストラリアと日本の間で始まりました。そもそも、ワーホリ制度というのは、18歳から30歳の日本国民であれば、協定を結んだ外国に1-2年の長期滞在ビザが降りる制度で、その間は就学、旅行、就労といったような生活する事を許可された非常に貴重な制度です。

約40年前に始まったワーキングホリデー制度は、その後、ニュージーランドも協定国となり、現在では、20ヶ国もの国とワーキングホリデー制度の協定を結んでいます。今回は、現在のワーホリ協定国をご紹介すると共に、特徴やビザ事情も含めてご紹介していきます。

ワーキングホリデー協定国一覧

国名 応募可能時期 年間発給数 特徴
アルゼンチン 通年
(発給数に達し次第終了)
200人 2017年から開始
南アメリカ初のワーホリ協定国
チリ 未確定 200人 南アメリカで2ヶ国目の協定国
カナダ 通年 6,500人 ワーホリ先の代表的国
自然と都会の絶妙なバランス
オーストラリア 通年 制限なし 圧倒的人気のワーホリ先
ニュージーランド 通年 制限なし 自然豊かな国
アイルランド 1,7月
(時期に合わせて申請)
400人 伝統的な文化に溢れた国
イギリス 1,7月
(年2回)
1,000人 就労、就学に制限なく、2年間滞在可能
オーストリア 通年 200人 2016年から開始
スペイン 通年 500人 2017年から開始
スロバキア 通年 400人 2016年から開始
デンマーク 通年 制限なし 世界一幸福度が高い国
ドイツ 通年 制限なし 近隣国への旅行も簡単
ノルウェー 通年 制限なし 観光名所が多い
ハンガリー 未確定 200人 2017年から開始
フランス 通年 1,500人 世界一の観光大国
ポーランド 通年 500人 意外に物価が安い国
ポルトガル 通年 制限なし 観光名所が多い
韓国 通年 10,000人 留学先としても人気
台湾 通年 5,000人 超親日国
香港 通年 1,500人 近代都市で観光も人気

※チェコ、アイスランドも、協定国として許可されており、今後正式に渡航出来るようになっていく予定です。

ワーキングホリデーに参加する為には

ワーキングホリデーに参加する為には、『ワーキングホリデービザ』を必ず取得する必要があります。但し、ワーホリビザの発給数は、国によって定員が設定されています。

特に、イギリス、アイルランドについては、毎年定員以上のビザ申請があり、定員の中で抽選で当選した人のみ発給されます。また発給数や、ビザ申請の手順も大きく異なりますので、事前に準備をしておきましょう。

また、ワーホリビザは、観光、就学、就労全てが可能になり、現地で出来る事が一気に広がります。

※観光ビザ→就労NG
※学生ビザ→就労NG

一部制限付きで可能な場合はありますが、観光ビザや学生ビザでは基本的に就労が出来ないといった場合が多く、取得する為の準備はもちろんですが、実際渡航した時の計画をしっかり立てる事が、充実した時間を過ごせるかのポイントになります。

ワーホリビザは、1カ国で一生に一度しか取得する事が出来ません。その為、取得するタイミングを良く考えて慎重にプランを作っていきましょう。

ワーキングホリデーにかかる費用と時給

国名 費用の目安 最低時給
アルゼンチン 120-140万円 月額8,860ペソ(約5.7万円)
チリ 130-150万円 月額27万チリペソ(約4.8万円)
カナダ 120-140万円 10.75ドル~13.60ドル
(約951~1,235円)
※州によって異なる
オーストラリア 100-130万円 18.29ドル(約1,570円)
ニュージーランド 100-130万円 15.75ドル(約1,316円)
アイルランド 150-190万円 7.40~9.25ユーロ
(約950~1,186円)
※経験によって異なる
イギリス 180-200万円 5.60~7.50ポンド
(約820~1,100円)
※年齢によって異なる
オーストリア 120-140万円 定義なし
業界により異なる
スペイン 120-150万円 月額825.65ユーロ(約10.6万円)
※年に12回払いの場合
スロバキア 110-130万円 2.47ユーロ(約315円)
デンマーク 150-190万円 定義なし
業界により異なる
ドイツ 100-130万円 8.84ユーロ(約1,130円)
ノルウェー 200-240万円 定義なし
業界により異なる
ハンガリー 110-140万円 725.28フォリント(約280円)
フランス 180-200万円 9.76ユーロ(約1,250円)
ポーランド 140-180万円 月額2,000ズロチ(約6.2万円)
ポルトガル 140-170万円 月額649.8ユーロ(約7.9万円)
※年に12回払いの場合
韓国 80-130万円 6,470ウォン(約640円)
台湾 100-140万円 133台湾元(約500円)
香港 200-240万円 34.5香港ドル(約503円)

現地でどのように生活をするかにより現地でかかる費用は異なりますが、ほとんどの国で、ワーホリに参加するにあたり約100万〜150万円の準備金があれば大丈夫です。

※準備金とは・・・・
・ワーホリビザ申請費用
・航空券
・語学学校の費用(通う場合)
・渡航後数ヶ月分の滞在費と生活費

上記が初期費用でかかる費用の大まかな部分です。
語学学校にどの程度通うかで初期費用は大きく変わりますが、語学学校の費用は、1ヶ月で約15-18万円程度が一般的です。

語学学校に通わず、渡航後直ぐにアルバイトを開始される方もいらっしゃいますが、最低でも1ヶ月は語学学校に通う事をオススメします。

もちろん、英語力が足りない場合は、語学学校にきちんと通い、英語力をつけてからアルバイトを始める方が、より良い時給で働く事が出来ますが、ある程度英語力があっても1ヶ月は語学学校に通った方が良い理由として、

①現地でコネクションを作りやすくなる
②語学学校でアルバイト募集の情報収集が出来る
③滞在先(シェアハウス)などのルームメイト募集などがある

上記理由が挙げられます。
ここでの1ヶ月は、単に英語力の向上だけではなく、よりスムーズにワーホリ生活を送っていけるように、周りの環境を準備する意味合いでもあります。

初期費用でカット出来る費用としては、『語学学校』ではありますが、最近では、セブ留学からのワーホリという『2カ国留学』が主流になっており、セブ留学で短期的に、且つ格安で英語力を向上させてからワーホリ参加する人がどんどん増えてきました。セブ島留学が流行った理由は、

①1ヶ月約15万円程度の学費(滞在費用や食費も含む)
②1日約6-8時間の授業(半分以上はマンツーマン授業)
③日本からの距離も近く、航空券も安い

上記理由から大変人気になっており、ワーホリ先での語学学校は、特に欧米の場合、グループ授業が主流となりますので、学生一人ひとりの発言回数が少なく、初心者の英語学習には不向きな部分があります。

それをセブ留学で補い、ある程度の英語力を身につけてから、ワーホリに参加した方がアルバイトの選択肢も増え、現地での活動範囲をより広げる事が出来るようになります。

セブ留学を組み合わせた費用とスケジュール例

留学の流れ 費用 日程 英語レベル
(目標)
セブ留学:1-3ヶ月 約15万円/月
(滞在費・食費込み)
1-3ヶ月 CEFR:A1-2
TOEIC:270-450
IELTS:1.5-3.5
ワーホリ:1-2ヶ月目
(語学学校)
約25万円/月
(滞在費・食費込み)
※ホームステイ
1-2ヶ月 CEFR:B1-2
TOEIC:451-750
IELTS:4.0-6.5
ワーホリ:3ヶ月目以降 約10万円/月
(滞在費)
※シェアハウス
3-10ヶ月 CEFR:C1
TOEIC:751-850
IELTS:7.0-8.0
総費用
(その他費用含む)
セブ留学:約45万円(3ヶ月)
ワーホリビザ申請費用:約3-5万円
航空券費用:約10万円
ワーホリ1-2ヶ月目:約50万円(2ヶ月)
ワーホリ3ヶ月目以降:約30万円(3ヶ月)
総額:約140万円

上記スケジュールが、2カ国留学の一般的な流れと費用となります。セブ留学とワーホリ先での語学学校を、1ヶ月ずつ削れば約100万円前後で2カ国に参加出来る事になります。

セブ留学で出来る限り英語力を上げて、ワーホリ先では、日本食レストランなどで働くのではなく、ホテルや旅行会社などで働くと時給も良く、英語使用頻度も高い為、英語力にもさらに磨きがかかります。

ワーキングホリデーの現実

ワーキングホリデー制度は、うまく利用すれば大変素晴らしく、貴重な経験が出来ます。しかし、1年という、長くもあり、短くもある期間をどのように使うかで、終了時には相当大きな差が出てきます。

まずは、きちんと計画を立てて1年を過ごす事が重要です。アルバイトに明け暮れ、放浪的な生活を送るのも一つの結果だと思います。ですが、帰国後の進路で、実際その経験は評価されないケースがほとんどです。

ワーホリでの経験や、そこで身に付けた語学力をきちんとキャリアに繋げる最後の仕上げが、『インターンシップ』への参加です。その中でもアジアインターンシップは非常に人気があり、英語圏のマレーシアや、日系が多く進出しているタイ、IT大国のベトナムなど様々です。

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セブ留学に始まり、ワーホリ、そしてインターンシップで仕上げを行えば、これからの人生で非常に大きな武器になり得ます。

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